聞き取れるようになるために必要なものは?

「確かな理論と方法」
「時間(継続力)」
「集中力」
の3つです。
さらに現実的に言うと、自分のお金など何かを犠牲にして取り組み、それをむだにしないということも時には必要でしょう。
私の場合は、英語のために会社も辞めて語学留学しましたが、そうすれば、なんとしてもやりきるという気合の入り方が違います。

聞き取れると感じるまでの時間はどのくらい?

学習頻度、個人の能力、単語・文法等の蓄積、復習量によって個人差が出ます。
耳トレでは、100時間(レッスン30時間、自主トレ70時間程度)を目安にしています。
多くの英語講師が言っている200~300時間に対して、半分程度の時間です。
これを3か月以内にこなすことが理想的です。3か月を超えると、英語耳の臨界点に近づいているのに、どうしても到達しない状態になりがちです。

リスニングから始めるのはなぜですか?

正しくやれば、半年以内にネイティブスピードを聞き取れるようになります。リスニングできれば、十分英語でのコミュニケーションができます。リスニングできれば、英会話習得の可能性が見えてきます。リスニングできれば、英語のコンテンツを楽しめるし、それだけで実力を維持できます。リスニングできれば、英語脳ができているから、試験で圧倒的に有利、たいていの英語は分かります。リスニングができれば、英語コンプレックスから解放され、自信がつきます。
そして、なんといっても、リスニングできれば楽しいです。

聞き流していても、ほとんどの人は聞きとれるようにはならないのはなぜですか?

英語には、英語独自の話し方・発音のルールがあります。
このルールは、日本語とはまったく違います。
だから、聞いた音が知っている単語と一致しません。
聞くことに慣れていない上に、聞こえた音が単語と一致しないのでは、聞き取れるはずがありません。
つまり、聞き取りができるためには、英語の話し方、発音のルールを知り、聞き取りの技術を習得する必要があるのです。

どのようにして、聞き取りできるようになりましたか?

私は東大卒ですから、単語、文法は十分でした。ちなみに、日常会話の聞き取りなら、中学英語ができていれば十分ですが。問題は、ここからですね。
私が聞き取りの臨界点に達したのは、主に次の2つのおかげです。
1つは、リンキングのトレーニングをしたこと。もう1つは、英語のアニメ(カートゥーン)を英語字幕つきで見たおしたことです。
これで、たしか1か月50時間くらいで、少し聞き取れたかもと感じました。「もしかして、臨界点かも。」って。

英会話にはネイティブと練習するのが一番ですか?

ネイティブと練習するのは確かにいいことですが、本人の性格等の向き不向きもあるし、それにこだわる必要はありません。
リスニングができていれば、会話も必要に応じて何とかなるものです。
リスニングにはトレーニングが、英会話には気合が重要だと思います。

海外生活すれば、英会話ができるようになりますか?

最低限のコミュニケーションはできるようになります。
英会話ができるようになるには、かなりの努力と期間そして気合が必要で、できるようになる人もいれば、ならない人もいます。

20歳を過ぎたら、ネイティブのような発音はできませんか?

ネイティブのような発音は難しいですが、近づけることはできます。
まずは、通じる発音ができるようになればOKです。

英語(英会話)習得には、海外留学が一番ですか?

確かに、海外留学がいいです。
その場合でも、発音、話し方、リスニングをしっかりやっておくことが非常に役立ちます。